図面のその先にいる人のことを考える。

前職はお客様に住宅のプランを提案する仕事でしたが、結婚を機に退職することになりました。
私は以前から接客業務に苦手意識があって、先輩が一緒でも打ち合わせ前はいつも緊張しっぱなしでした。できることなら接客は避けたいと思って次の仕事を探す中で、企画・設計ができて接客が無さそうだったAXSデザインに興味を持ちました。

他にも受けていた会社はあったのですが、福利厚生の面で良い印象がなかったり、住宅ではなく機械の設計になるかもしれないということもあり、AXSデザインに入社しました。

実際に入社すると思っていた以上に働きやすくて、自分ではこの仕事がほんとに天職なのではないかと思ってます。
勤務時間もある程度融通が効きますし、毎月休暇の希望日を自分で申請する仕組みも私はすごく気に入ってますね。

自分が持つ案件だけ対応するというよりは、他のスタッフと相互にサポートできる体制は強みだと思います。例えば、修正した図面を今日中に業者に送らないと工事が間に合わない時に案件担当者が急な休みだったとしても、他のメンバーが臨機応変に対応できます。

それが実現できる理由の1つが、ITツールの活用だと思います。
AXSデザインでは施工管理システムを導入していて業者とのやりとりがスムーズなだけでなく、他のスタッフの案件も見えるので発注の流れを掴むことができます。

また、今は週2日在宅勤務なのですが、テレワークの環境整備も手厚いように感じます。
前職も在宅勤務が可能でしたがパソコンは支給されないため、出来る人は限られていました。AXSデザインではパソコンに加えてモニターも2台支給していただけるので、自宅でも快適に作業ができています。

使用している建材の品質についても、会社の規模が大きかった前職と比べても遜色ないと感じました。フットワークも軽く、現在使用している商品に捉われず社員の意見を取り入れて柔軟に改善するのも良い所だと思います。

大切にしているのは「確認すること」ですね。
設計業務は確認の必要な項目がとても多いため、いかに人為的なミスによる損害を無くすかということを意識しています。

電気業者に共有する図面に関しても、平面図だけでなくメーカー資料も落とし込んで、業者から見て分かりやすい図面を作ることが損害を無くすことにつながります。

また、任された仕事は上司に「こういう認識で合っていますか」と確認を取って進めたり、 誰かに仕事をお願いする時にも業務の目的を併せて伝えることで理解を深めてもらうようにしています。

あとは、在宅勤務も相まってチャットアプリやグループウェアでのやりとりが多いですが、テキストだけだと感情が伝わらずキツく感じることもあるため、できるだけ冷たい雰囲気にならないようなコミュニケーションを心がけています。

元々は手芸や折り紙が好きで、それを職にするのは難しいと感じて大学では模型作りもある建築学科に進学しました。なのでプランを書くのは好きですが、冒頭で触れたように接客があるため企画より設計が合っていると思います。

根底には、住宅という人生で1回くらいの大きな買い物に対してお客様に説明するスキルがない状態では、自分には接客はできないと感じているからかもしれません。ただ、これからどんどん知識を身につけていき、いずれは打ち合わせから図面を作るところまで挑戦してみたいと思います。